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フォトモとは?
フォトモとは写真(フォトグラフ)+模型(モデル)からの造語で、写真を切り抜き立体的に構成する3D写真の一種です。フォトモの技法は、1990年代の初めに、写真家・美術家の糸崎公朗により開始されました。当サイトは「フォトモ」をつくる楽しさをより多くの人に知ってもらい、その国際的な普及のために開設されました。
◀︎ カメラマンの稲垣純也さんのYouTubeチャンネルにて、糸崎公朗が「フォトモ」を制作するところを取材していただきました。たいへん分かりやすい動画ですので、ぜひご覧いただければと思います。
// フォトモの5つの特徴
1.ホントに飛び出す3D写真

3D写真の技術は19世紀に発明され、近年ではスマホのアプリなどのかたちで発展し続けています。しかしそれらを鑑賞するにはビューワーなどの装置やアプリを必要とします。これに対しフォトモは「ホントに飛び出す3D写真」なのでなんの装置もなしで鑑賞でき、実際に手に取って眺めることもできるのです。
2.写真の実証性と模型の存在感
写真の特徴は、「現実をそのまま写した」という「実証性」にありますが、あくまで二次元平面に過ぎません。一方で模型はモノとしての存在感がありますが、どれだけ精密に作り込んでも「実証性」は得られません。この点、フォトモは写真の「実証性」と、模型の「存在感」を兼ね備えており、その表現の可能性と応用範囲は無限大です。

3.誰でも簡単に作れる

フォトモはちょっとしたコツを掴めば誰にでも作れます。素材写真の撮影はデジカメはもちろんスマホカメラでOKですし、プリンターは家庭用の他、コンビニのコピー機も使えます。工作はハサミや両面テープなど、ありふれた道具や材料で行えます。一方でフォトモの表現は奥深く、上級者になるほど高度な作品にチャレンジできます。
4.脳を活性化し、精神を安定させる
フォトモの鑑賞体験は、視神経を刺激して脳を活性化させる効果があります。さらにフォトモ作品を作ることは、撮影から工作に至るまで総合的な運動感覚を刺激し、精神に安定をもたらす効果があるのです。


5.アートの歴史に位置付けられる表現

1990年代の初めから糸崎公朗により始められたフォトモの技法ですが、アートの歴史を調べると実はマルセル・デュシャンが1935年にフォトモの原型のような作品を制作していたり、日本の江戸時代にフォトモにそっくりの「立版古」という3D浮世絵があったり、そのようなアートの歴史の必然の上に、フォトモという表現が位置していることがわかるのです。
